桜          文化句帖


一里の身すぎの桜咲きにけり 一茶
かいはいの口すぎになる桜哉 一茶
文化二年二月廿七日晴 文化句帖
この桜は、見すぎ、口すぎ。に成る桜。
私娼の事で御座いましょうか。
家族を養う為に売られた娘のこと。読んでいます。
一茶坊の暮らす世界、の身辺に起きる悲しい世界
身過ぎ口過ぎと表現している一茶坊。
当たり前の様な不幸な環境の娘達。
淡々とよんで居ります。読みながら私が悲しくなる
世界で御座います。それが当たり前と理解する世相
に悲しくなります。
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