浦の家ー一茶句集株番より


春雨や翌は何くう浦の家      

松風に寝て喰う六十余州かな

余の中は地獄の上の花見哉

咲く花の中にうごめく衆生かな

題東都   

霞ぞよ金の成る木の植所

鶯を横に座とるやばくち宿

目覚ましの牡丹芍薬でありしよな

何ぞいふはりあいもなし芥子の花

一茶坊の孤独寂寥呼んでいます、江戸は住み辛い故郷思う一茶坊

花矯仏三周忌排延 旧懐

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文化八年壬二月ー七番日記    とんちんかん世界花見


屋根を掃く人の立ちけり夕桜

    屋根掃きしていた人が降りた夕べ。満開の桜ゆっくり観れる

懐の子が喰たがる桜哉

   桜餅美味しそうとお腹の虫が鳴いている。

咲くからになぜへらさるる桜哉

  咲いた桜の枝を折る人が何故いるのかな。枝折り花少なくして風雅とかでさっぱり分からない世界

月花や四十九年のむだ歩き

     農で骨おらが。米悔い虫の惰眠の生き様しか出来ない己、自重する一茶終生つきまとう思い

花の月のととんちんかんのうき世かな

    初雪やそれは世にある人のことの句もある一茶、花屋月よと粋がって遊ぶ通人と言われる人の群れとんちんかんの人の群れおらがにはっぱり分からない風雅とよろこんでいる人達。俺とは別世界の人。農民一茶。、

深川や五尺の庭も汐干狩

   海に面した深川の暮らし貝を食して餓えいやす人々風流とは別の逞しく生きる人達。

桜見て歩く間も小言哉

   花見もおちおちできない煩い親父。風流でない世界。

売りものヾ札を張られし桜哉

   枝振りの良い桜は吉原が買い植え替えた一夜桜と言われ散ると又取り払われた。見事な花見のできる吉原桜。

一茶の詠む桜。どこまでもひねくれている一茶の句。月よ花よと苦労しないで風流だと気取っている若旦那別世界の人達の群れ。ひややかに見つめる一茶。金が紛失したと大騒ぎして。客人の一茶も足止めにして調べる、俺が貧乏でなければこんな屈辱うけなかったと臍を噛む一茶。心の中の鬱積した怒りを露呈します。喰うための俳諧師と自嘲する。               

   

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被災地


明月が眺めていなさる被災地を     

肌寄せて一家暖取る家族かな

老女達励まし合って救い待つ

大切な真から分かる家族かな

流されて愛する家族涙かな

民守る家族を守る命かけ

原発の被害防いだ男たち

淡々と充実語る男たち

          萌

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プログ継続について


メル友の御支援戴き、プログ16日以降も継続出来る可能性産まれました。

御支援に感謝致します。

                    萌

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プログ終了の挨拶。


今でも一茶の愛好の方がお出で下さりることを深く感謝致します。誠に残念で御座いますが、ネットの管理者よりの通知で、3月15日をもちましてプログ閉鎖すると通知が参りました。

長い間閲覧下され感謝致します。今後どうするか私一人では決められません。

一茶の全生涯の句を精密に分析して。幾多の独自の解釈をして参りました。師のご指導によるものです。

今後のことについても。良く協議をして参りたいと存じます。

お愛読くだされ心から感謝致します。

                              萌

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柳多留初編の句


役人の子はにぎにぎを能覚え      うんの良い事良い事   初編5  この一句で知名になった名句   

是小判たった一ト晩居てくれろ    明かぬことかなことかな  初編10 今は一万円札一両今10万位

初雪に雀罠とははじ知らず     いやしかりけりかりけり   初編14  弱みにつけ込む奴は悪

良い娘年貢すまして旅にでる   色々か有り有り        初編18  年貢の為なら身売り許された

恥かしさ知って女の苦のはじめ  増えることかな事かな    初編19  男を意識する年頃から苦の初

大は小をかねると長つぼね   よくばりけりけり        初編22   小よりは大が良いと正直

柳多留初編から拾いました。鋭い政治批判も含めて当時の人心が解ります。大らかな江戸社会の風刺

艶句が表面にでて来た時代。一茶も関心持ちました。序で川柳とも呼称するむ旨書いています。

町人の力の台頭を現しています。

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一茶七番日記文化十三年四月五月


花さくや今十八の鬼あざみ     娘十八番茶も出花

馬上からおおいおいとや時鳥   馬に乗り行く女、上から声かけて行く

闇の夜をやみとかく也時鳥    かかる世でやみの世に生きる女達

飯けぶり聳る里や時鳥       飯欲しく横になるさあこいと

一組は千住留りか時鳥       千住で稼ぐ女もいる出稼ぎ夜鷹

よい蔵にうしろ見せるな時鳥    おい金がある家の男逃がすなよ

時鳥なけなけ一茶ここに是に有  夜鷹よなけなけ悲しいときは泣け一茶がいるぞ

ばば達やおどけ咄で田を植る   辛い農作業田植。生き抜きで語る婆の猥談

われを見て引返ぞやほととぎす  あれ一茶さんでないのと引き返してくる夜鷹

うしろ見せ給うなのうのう時鳥   俺見て逃げるなよ夜鷹

むさしのや涼む草さへ主が有    江戸は厳しい。火除け地のどこの草ぬくも、小屋建ての権利主

                      やたらと建てて稼げない。頭の許しがいる。夜鷹管理する頭いる

江戸の夜鷹の厳しさ、自由でない厳しさを詠む一茶、進む草さえ権利があると。出稼ぎの夜鷹も厳しい掟の中に生きている姿詠む。みかじめ代はらえと。縄張り主張する姿。夜鷹は火除け地が稼ぎ場所素人風の姿で稼ごうとすると。刈り込みされて吉原に売られる恐れがつきましう悲しさ。化粧も決められていた。

それでも江戸は稼げると出稼ぎにでる女達、農繁期には帰省する。一茶の住む相生町の長屋風景。

夜鷹で稼ぐ女達の長屋。厳しい街だた。その生態を見ていた一茶かかる世の江戸の一面。暗黒社会描写している一茶の句。

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